植物の主要色素
植物の色の主要色素はアントシアンとカルテノイドの2種類である。
アントシアンは、糖を含むアントシアニンと含まないアントシアニジンに分けられる。
葉や花のどちらにも含まれるが、場所によって、現れる色は異なる。
葉に含まれる場合には紅葉としてみられる色のみであるが、花に含まれる場合は種々の環境要因によって白や黄色、赤色、青、紫などの様々な色を表す。
カルテノイドは、カロテンとキサントフィルに分けられる。ニンジンやスイカなどに多く含まれるカロテンは炭素と水素を含む。葉に葉緑素(クロロフィル)とともに含まれるキサントフィルはそれに酸素が加わる。葉緑素が分解される事で、キサントフィルが目立つため、紅葉として出現する。
これらのカルテノイドは主に脂溶性であるが、水溶性のカルテノイドも存在する。その代表が、サフランやクチナシなどのクロシンである。
| | カルテノイド | アントシアニン |
| ------------ | ------------ | --------------- |
| 花 | 色(+) | 色(+) |
| 葉 | 色(+) ※ | 色(➖) |
※葉緑素が分解された場合に紅葉として視認できる
芸術の秋
孔雀やライオンのオスの飾りばねやたてがみが、セミやカエルの鳴き声が、立派であるほどメスを惹きつけやすい様に、周囲への強さや権威を示す事ができる無用の用がアートの始まりかもしれない。との問題提起より始まる松木武彦著の美の考古学 古代人は何に魅せられてきたのかを読み進めている。
上記の無用の用はヒトにおいてもピラミッドや全方後円墳と言った建築物にみられる。これらは生活必需品ではないものの、生産性や技術力が高く、周囲を従える人望などを多くのヒトに示す事ができる権威の象徴である。
絵画や彫刻はそれに当てはまるのかといった疑問はあるが、味気のない様に思える土器や古墳、銅鐸などに対する見方が変わりそうな本である。
芸術の秋として、考古学に思いを馳せてみてはいかがだろうか。
群淘汰と自然淘汰
子孫を多く残す事ができる性質であるほど集団に広まっていく自然淘汰には、全てに当てはまるわけではない。例えば、アリの社会では働きアリと女王アリがいて、子孫を残す役割を女王アリが担っている。自然淘汰の考えでは、生まれてくるアリは働きアリとしての性質がなくなり、徐々に女王アリ化されてしまう。
また、オナガは敵の来訪を知らせることで群れ全体の生存を高める事を行う個体が存在する。その個体は敵に発見されやすいために捕食され、淘汰の対象となる。そのため、群全体が徐々に敵の来訪を知らせる個体がいなくなる。
協力行為にはコストが生じるが、あとで返却されるために協力を行う考えを直接互恵性という。しかし、自分の協力行為に対して相手が無料で得る可能性(フリーライダーされる)のリスクがあるため、大きな協力ではなく、小さな協力を行い、フリーライダーを検知する。
協力行為を行う事で自分の評判が上がるため協力を行う事を間接互恵性という。協力した個体を認識する事がができる認知機能と、環境が必要である。
ヒトには協力した個体を認識する事はできるが、数十人〜百人程の規模の村社会では間接互恵性は働く。なぜなら、協力者が何丁目の○○さんであると認識する事ができる環境であるためである。それ以上の大きな規模の集団では、協力をしても集団に対する評判は上がりにくくなるため、間接互恵性は働きにくい。
持久力と肥満のリスク
最大酸素摂取量が
低い郡 男性で28.47ml/kg/min以下 女性で21.72ml/kg/min以下 (5Metz以下)
中等度郡 男性で35.01ml/kg/min以下 女性で26.04ml/kg/min以下 (6Metz以下)
高い郡 男性で35.02ml/kg/min以上 女性で26.05ml/kg/min以上 (6Metzを超える)
6Metzがゆっくりとしたジョギングを20分間行う事ができるかどうか
低い郡では体脂肪率が男性25%以上、女性で35%以上の肥満のリスクが2倍高く、中等度郡と高い郡ではリスクに差がない。
共利共生 クマノミ マメ科 フリーライダー
イソギンチャクには毒針があるが、クマノミには粘膜で覆われているためイソギンチャクを隠れ蓑にする事ができる。クマノミはイソギンチャクに無料で住まわせてもらっているのではなく、実は家賃を払っている。それが、フンである。
隠れクマノミのフンがイソギンチャクにもう一人の住人である藻の栄養となり、その藻がイソギンチャクに酸素や栄養素を与えるのである。
この様に、別の生物が協力し合うことを共利共生といい、意外にも植物と細菌にもこの関係はみられる。
マメ科の植物の根には根粒というコブがあり、その中に微生物が住んでおりそれらを根粒菌という。
植物は自らの体を構成するタンパク質を合成する必要がある。合成するためには、質素化合物が必要である。根粒菌は窒素を窒素化合物であるアンモニアに変更する。それを利用して植物はタンパク質に合成する事ができる。
植物は無料で窒素化合物をもらっているのではなく、光合成でできたリンゴ酸を根粒菌に対して供給する。
窒素の無い環境を実験的に用意をすると、細菌は窒素化合物を合成する事ができなくなり、無料でリンゴ酸を供給される状態となる。しかし、植物は無料で根粒菌を住まわせることはなく根粒内の酸素濃度を減らして窒息させるのである。
共利共生には、お互いのメリットがある事が条件である。フリーライダーや裏切りには、人だけでなく植物や動物の世界にもあり、それを検出すると罰を与える。
覚書 heroku run rails db:migrate 脱字のために反映されない Rails
ユーザー管理機能を作成してデプロイを行った。
新しく機能を実装した際にHerokuにPushする事が必要であるが、
実施したところHTTPレスポンスステイタスコードが500とサーバーに関するエラーが生じた。
ニックネームやメールアドレスといったユーザーの情報を管理するサーバーを作ったため、
Herokuには反映されていないため、反映させる操作(heroku run db:migrate)を実施した。
DEPRECATION WARNING: Including LoggerSilence is deprecated and will be removed in Rails 6.1. Please use `ActiveSupport::LoggerSilence` instead (called from <main> at /app/config/application.rb:7)
rails aborted!
Mysql2::Error::ConnectionError: Can't connect to local MySQL server through socket '/tmp/mysql.sock' (2)
といったConnectionErrorが生じ、反映させる操作ができなかった。
heroku configを行う事で、現在の環境変数の状態を確認する事ができ、
特にDATABASE_URLの部分を確認すると、DATABAE_URLとなっており、
Sが抜けており反映させる事ができなかった。
heroku config:unset DATABAE_URLを行い、修正する準備を行い、
heroku config:set DATABASE_URL='・・・・・・・・'で正常な記載に戻す。
heroku configで戻っているかどうかを再度確認して
git push heroku masterにて変更内容を反映させる
heroku run rails db:migrateを行うことで、データベースの内容を反映させて修正完了。
Feed Back
専門的知識や技術の上達には、特定の技術に対する集中的な訓練が必要である。
集中的訓練には、feedbackがないと自身のパフォーマンスのどこが誤っていて、どの様に修正すると良いのか分からず改善の速度は停滞しやすい。
feedbackに関するメタ分析では、feedbackの38%以上にはマイナスの影響がある内容が含まれていたとのこと。
有益なfeedbackは
*正しい所、誤っている所が明確で、修正方法が分かる事
全体の成績結果や、具体的な指摘、修正箇所が分かるfeedback
*今後どの様な学習や修正をしたら良いかが分かる情報である事
戦略や学習方法を比べ、どの方法が現状によりベストか比較できるfeedback
無益なfeedbackは
*賢いねとか、無能だねといった人間性へのfeedback
feedbackをひたすら受ければいいという訳ではなく取捨選択したり、有益なfeedbackを、学習者が学習方法を変えたり、工夫したりと活用する必要がある。
また、学習を開始した頃の多くの方は、feedbackを回避しがちである。専門的な知識や技術は実践的な練習の中で即時的かつ頻回にfeedbackを受ける事で、早く身に付けられる
TEDで話題騒然と謳われる
スコット・H・ヤング著
ULTRA LEARNING
第9章パンチから逃げない より